散歩道は花ざかり
この頃は、お花を見るのが楽しみで散歩に出かけます。
『幸田文 老いの身じたく』
読了
1回ざっと読んだけれど、もう1度ゆっくり読み直してみました。
やはりこの本の書かれている時代は、明治、大正、昭和の風景なのだと思いました。
あとがきにも書いてありますが、
(幸田文が、幸田文自身の老いを身近に感じ、
周囲からもそんな話を見聞きするようになった日々のことが綴られている。
少しの病気はするけれど、まずまず息災という段階の話)だそうです。
身体も心も本当に老いて、何も出来なくなる前、
ここに書いてある老の身じたくのエッセンスは
令和の今の時代にも感じとることができる気持ちだと思った。
ここに書かれている中で一番心打たれたのは
「身にしみる日」というエッセイです。
(溜め涙の噎び泣き)というものが書いてありました。
わたし自身におきかえて、「大事にしなければならないものを見失っていないか?」
と自問自答しました。
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