暮らしの気づき

日々の暮らしの中で気づいたこと感じたことを綴っていきたい

Audibleで耳読

『家事か地獄か』


稲垣  えみこ   著



昨夜はAudibleで耳読しながら寝ました。


今時の人は何の収入にもならない家族の家事を引き受けて


生きていく人はあまりいないようですが、


わたしが生きて来た時代のほとんどの女性は


専業主婦として家族の世話をして生きるのが


一般的でした。


著者のお母様も立派な専業主婦として生きてこられましたが、


最後に家事が出来なくなってしまう認知症になったことが


書かれています。




物を買って来て、


バラエティに富んだ美味しい料理を作ること


家の中を整然と綺麗に掃除すること


洗濯して乾かして畳んで家族それぞれに分けること


専業主婦は自分が壊れるまで家族のために


家事をやり続けて死んでいく



著者は家事について


これ程複雑で大変な労力を要しなくても


もう少し簡素に出来ないか?と自身で試みた経緯が


書かれています。


そして家族が自分の身の回りのことを


それぞれに自分ですれば


一人の人間に押し付けることが無くなり


押しつけられた人も自身の楽しみを見出す時間の余裕が


できるのではないかと書かれています。




食事作りと掃除と洗濯という家事を自分でやる人と


人にやらせる人がいるのが不思議なところ。



家事をそれほど大変なことにしないことが、


すくっと生きていくコツらしい。