図書館で借りた本 と 散歩
『しあわせのねだん』
角田 光代 著
ちょっと古い本でした。
2005年5月初版だったので、著者が30代後半の時、
今から20年弱前に書かれた本でした。
本の記述の中に、
『私たちはお金を使うとき、品物といっしょに、
何かべつのものも確実に手に入れている、ということだ。
大事なのは品物より、そちらのほうかもしれない、とも思う。』
と締め括られています。
お金を支払うことによって手に入れる品物やサービスに付帯して得る
幸福感や心に刻まれる思い出、自分の中身を形作っていくことこそが、
お金を使うことの真価なのかもしれないと思いました。
今の時代は、
いかにお金を使わないで幸せに生きていけるか?という
テーマが闊歩している時代ですが、
この本が書かれた、20年弱前の時代には、
幸せを得るためにいかにお金を使うか?ということが
テーマになっている時代でした。
世の中が変わりました。
今日の散歩は、風が少し冷たかったのですが、
クリーニング店に夫のズボンを持ち込んで、
仕上がっていたズボンを持ち帰りました。
さっと自転車で行ってしまえば早くすむと思いましたが、
ゆっくり歩いて行って来ました。
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