暮らしの気づき

日々の暮らしの中で気づいたこと感じたことを綴っていきたい

沢庵和尚の夢

今日も良い天気になりました。


身体も気分も楽に過ごせます。






先日知人が亡くなり、家族葬なので御香典を届けました。


暫くして香典返しの品と一緒に


『沢庵和尚の遺言』という


【夢】という書と


【百年三万六千日


 弥勒観音幾是非


 是亦夢非亦夢


 弥勒夢観音亦夢


 仏云応作如是観】という書のコピーが送られて来ました。


『この世の全ては是も非もない。人生の全ては夢なのだから。』


執着を離れたら、自在の境地に向かうというのが和尚の語った「夢」の真意だという


解説が付いていました。



そして、


『葬式はするな。


 香典はもらうな。


 夜半ひそかに死骸を担ぎ出して山に埋め、


 二度と参るな。


 墓を作るな。


 朝廷から禅師号を受けるな。


 位牌を作るな。


 法事をするな。


 年譜を記すな」


という遺言を残したとの解説もありました。



100年思い通りに楽しく生きて、


執着せず、さらりと去って行く生き方もあり、


家康のように後々の人間の安泰まで心配りをして


死んでいく人間もいるのかなと思いました。