日経新聞の記事 高齢者1人60平米
8月7日付日経新聞
半歩遅れの読書術のコーナーに
社会学者 上野千鶴子さんの記事が
載っていました。
上野さんが大学を退職して蔵書の置き場に
困った為、八ヶ岳南麓に書庫を兼ねた仕事場を
建てた時のことが述べられていました。
その仕事場の広さにはこだわりがあって、以前
高齢者福祉の先進国、北欧を訪ねたとき、高齢者ひとりあたりの標準居住面積が60平米と聞いて以来、それくらいの広さは自分に確保してやろうと思ったからだそうです。
老人ホームの個室もさ高住の1部屋もそれほど広くはないそうです。
その記事を読んで私は混乱しました。
ひとり60平米確保して良いの?
高齢者ふたり暮らしだったら100平米超えでも
良いの?
今迄読んできた片付け本や高齢者の生き方本では
身の回りのものを捨てて、小さく生きていきましょうというものが多い。
ひとり標準60平米確保して良いなら
そんなに捨てなくても良いかもしれない。
例えば、ミシンを使いたい時物置から出してきて使って、使い終わったらまた物置にしまうようなことをしなくても、普段からミシンコーナーに出したままにしておける。
保存食を作ったら棚に並べて置ける。
子や孫が布団の出し入れの大変さを
気にせずいつでも泊まれる部屋も確保できる。
夫婦ふたりの生活でもトイレや洗面所をふたつ
作れば快適だ。
日中少し離れて過ごせるようにそれぞれに快適な部屋が有ると精神衛生に良い。
片付け本にも書いてあります。
歳を取ったら身の丈にあった暮らしを
しましょうと。
上野さんの記事でも、
坪何百万円もする都内に本は置いておけない、
八ヶ岳南麓ならほんのわずかなコストでこんな豊かな空間がもてる。
物を持つ人には持つ人の暮らし方
都会の便利さが良い人には都会の生活の仕方がある、自由に自分で決められる人生を手に入れられると良いと思いました。
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