暮らしの気づき

日々の暮らしの中で気づいたこと感じたことを綴っていきたい

近所の農家のおじさん


近所の農家のおじさんが会うたびに

アパート経営について愚痴をこぼします。

先日お彼岸のお墓参りにお寺で会った時も

愚痴をこぼされました。


12年位前にファミリータイプ3戸を2棟

合計6戸を建てました。


建築費は30年のフルローン

家賃保証のサブリース契約

1戸だいたい駐車場代含めて11万円くらい

で貸しています。


もうずっと会うたびに愚痴を聞いているので、

今迄聞いていたことを思い返してみると、


1戸の火災報知器が故障したら

6戸全部交換させられた。

1個1万円で合計6万円の出費。


天井吊り下げ式の物干しが壊れたので

交換工事で6万円の出費。


10年経過したので外壁塗装工事を提案された。


建物を建てた時に加入した火災保険に

30年のローン返済完了後の建て替費用にあてる

積み立て部分があり、

年間20数万円の支払いがある。


入居者の入れ替え時には

ファミリータイプなので、

20数万の改修費がかかる。


その他細かい修繕費が時々請求される。


1  建物の建築費のフルローンの返済費

2  サブリース契約の管理会社に支払う管理費

3  積み立て部分の入った火災保険

4  東京の高い固定資産税

5  突然請求される修繕費

6  家賃収入の所得税


をその都度家賃収入から

支払わなければなりません。


一生農家で生きてきたので、

夫婦2人の国民年金に家賃収入を足して

生活費にしようと思って

アパート経営を始めたのに

思っていたことと随分違う現実に

悔しく納得いかない気持ちが

分かった気がしました。



おじさん家には

まだ他に土地はあるのだし

息子さんは農家を継いでいないのだから

その他の土地を売れば

なんとかなりますよ、

とはなかなか言えない。

農家は相続時以外には

簡単に先祖伝来の土地を売れない。


年老いて

わざわざ苦労を背負ってしまったようで

気の毒です。


でも、借金という負の遺産を作ったことで

守られる資産もあるのかな?


わたしも素人だから

良く分からないけど。



昨夜の中秋の名月