暮らしの気づき

日々の暮らしの中で気づいたこと感じたことを綴っていきたい

Audibleで耳読   『死の壁』

昨日は歯科医院の定期健診にウオーキングで往復する時


イヤホンでAudibleを聴き耳読しました。



『死の壁』


養老 孟司       著



死には


1人称の死


2人称の死


3人称の死があるそうです。


自分では自分の死体を見ることは出来ないので、1人称の死は無い。


自分の身内、知り合いの人の死は2人称の死。


自分とは関係ない人の死が3人称の死。



第1次世界大戦、第2次世界大戦という戦争の起きた裏事情、


学生運動の起きた裏事情、


脳死議論 間引き 安楽死の議論 介護の事 同調圧力 戦争についての研究


エリートといわれる人等の話が語られています。


そもそも、世界のそれぞれの国では社会が成り立っている前提になる


合意事項が違うことを意識しておく必要があるそうです。



軽い世間話では味わえない濃いお話でした。



考えても仕方のないことは(しょうがないこと)として思い悩まない、


ちゃんと考えなければいけないことは、自分の頭で考えるのが大事。



ウオーキングしながら講演会へ行った様なお話が聴けました。


自分の知らなかったことを知るというのは楽しいことでした。



この頃読む本が老後とか死に関する本が多い、


自分の先々に関する事柄に大いに関心があり、


過ぎ去った若い時の事には余り関心が無くなっています。


若い時に、ああすれば良かった、こうすれば良かったなんてもう思わない。


ただ、今までにやりたくても出来なかった事が目に見えてきました。


これからは、それを少しずつ叶えていくのが生きる楽しみになりそうです。