「老後不安」を乗り越えるシニアエコノミー

大前　　研一　　　　著

ー　日本の個人金融資産は2000兆円以上に達し、

その６割超を６０歳以上が保有しているが、

それを雀の涙ほども利息がつかない金融機関に

預けているだけで使わない。ー

ー　2000兆円がいったいどのくらいの金額なのかと言いますと、

世界最大の原油輸出国サウジアラビアの年間輸出額がだいたい20兆円です。

ですから、サウジアラビアの原油ざっと100年分に相当するお金が

地下　ー銀行口座やタンスー　に眠っているのが日本ということになります。ー

ー　平均すると、3000万円以上のキャッシュを持って、

借金がない状態で死んでいくんです。ー

ー　シニアの持っている資産を動かしていけば

日本の経済が活性化されます。ー

シニアもお金を使って幸せになれるという

【シニアエコノミー】という考え方が論じられている本でした。

社会問題として

【孤独】【孤立】という深刻な問題について

『居場所がない』と嘆くくらいなら

「住む場所」を変えてみることが提案されています。

大前　研一氏は以前から

【自分を変えるための３つの方法】を提唱されています。

① 時間配分を変える

②付き合う人を変える

③住む場所を変える

自分の資産をバランスシートで考え、

使い切って死ぬ人生を理想とすることを勧める本です。