暮らしの気づき

日々の暮らしの中で気づいたこと感じたことを綴っていきたい

図書館で借りた本    『五木寛之 養生のヒント』



『五木 寛之 養生のヒント』


五木 寛之     著


五木寛之氏の養生についての著書2冊目読了。


この本は2015年3月末に発行されている、五木氏82歳の時の著書です。


もう今年は90歳になられる。


戦後は医療にかからないと決められて自分流の養生で身体の不具合を


宥めながら過酷な作家活動を貫いて来られました。


時には執筆活動を休止されていた時期もありますが、


それは心や精神状態を休めたり、癒したりする時期でもあったようです。


医者にかからない生き方を貫くために


自身の身体の変化や気象情報に対して日常の細やかな観察眼は


さすがベストセラー作家です。


しかし私見ですが、ネットの情報などを読むと、


究極的には奥様の実家が病院で奥様が医者であったようなので、


質の高い医療情報が常に身近にあり、


わざわざ他人の医者にかかる必要性がなかったことでもあるのかな?と勝手に思いました。


五木氏自身もあらゆる医療の本を読み尽くしたと書いてありました。




五木寛之氏の著書は昔『青春の門』を読んだだけでしたが、


このところ立て続けに3冊のエッセイを読みました。



私が知りたかった(医者にかからず長寿を全うするという)生き方は


自分の持って生まれた身体の頑丈さに左右され、


身体の頑丈さが無ければ、体を養生するかしないかに左右され、


運にも左右され


運も左右するほどのあらゆることに対しての観察眼を持って生きるかどうか?


ということかな?と思いました。


日常生活での身体の僅かな変化や気象条件から来る体への影響などに


気を配って労って生きることは大切なのだと思いました。



「鬱」に関しても


(「鬱はエネルギーである」ということを理解した上で、あまり自分を責めないこと。
「自分のせいじゃない」と他人のせいにすればいいと書いてあります。)



わたしがなぜこれほど医療にかからないで生きていく本を読むのかは、


子供の頃から人並み以上にお医者さんにお世話になってきた反動かもしれない。


もう病院には近づかないで生きていける方法が知りたいのだ。


養生など何もしなくても元気に気楽に長寿を全うすることができる人もいるのに


わたしは臆病者だ。