暮らしの気づき

日々の暮らしの中で気づいたこと感じたことを綴っていきたい

図書館で借りた本



『発達障害という才能』


岩波  明        著






発達障害の種類には、


ASD : 自閉症スペクトラム障害


ADHD : 注意欠如多動性障害


LD :限局性学習障害


があるそうです。



著者は、本書の中で、


【ASDやADHDの人は決して珍しい存在ではなく、


 大半は社会人として日常生活を送っている。


 名称こそ「障害」だが、むしろ「特性」や「個性」である側面の方が強いのである。


 過去の偉人や著名人の中には、


 発達障害の特徴を持つ人も多く見られる。


 凡人ができないことをやってのけ、


 社会や文化をがらりと変える力を、発達障害の人は持っている。



 私たちは、発達障害は精神面での多様性の一部であると認める必要がある。


 しかしながら、現代の社会は逆にそうしたものを抑えつけ、


 認めない方向に向かっている。



 彼らが活躍できる新たなシステムを作ることで、


 日本社会のポテンシャルは確実に高まるだろう。】


と述べています。



わたしは、専門的なことはわかりませんが、


この本では、歴史的にも常人にはできない偉業を成し遂げた、


ピカソや葛飾北斎、ダヴィンチ、モーツアルト、エジソン、


などの天才と言われているような人の名前を挙げて発達障害が説明されている。


現代でも


イーロンマスク氏、オードリー・タン氏、


勝間和代氏、似鳥昭雄氏、三木谷浩史氏、森博嗣氏などを例に挙げて説明されているので、


マスコミを通じて知る彼らの行動に照らしてなるほどと思いました。


その人たちの共通項は子供の頃の社会生活の生きづらさのようです。




 発達障害の人を、


【大半は社会人として日常生活を送っている】と記述されていましたが、


 日常生活が送れない人もいるということも心にとめておかなければならないと思い、


 軽々に素人が論じられない問題だと思っています。


 わたしの知人に重度の自閉症の子供を産んだ人がいます。


 その知人の生活は想像を絶するものです。


 今、その子は施設に入っているようですが、


 その知人の方の気持ちを思うと、なんとも言えない気持ちになります。



 発達障害の人がその能力を発揮できる環境をつくることは重要だと思いました。




 発達障害というのはどういうことなのか?知りたくて読んだ本ですが、


 発達障害のことについて、何も知らないわたしが


 この本を取り上げて、このようなブログを書いたことで、


 気を悪くされた方がいらっしゃったら、ごめんなさい。