暮らしの気づき

日々の暮らしの中で気づいたこと感じたことを綴っていきたい

図書館で借りた本


『勝間式 生き方の知見』


勝間  和代   著



この本を読んでも、知らない言葉を知りました。


【公正世界仮説の罠】・・・良いことをした人には良い結果が、


             悪い事をした人には悪い結果が持たらされる。


             我慢をしていればいつか正義の人が助け出してくれて


             報われると考えるのは私たちが間違って教え込まれたもの。





きれいごと抜きの社会の原理原則とは、


1・・・世の中は序列付けで動いている


2・・・公正世界仮説は嘘であり、自分が動かない限り状況は何も変わらない



パワハラやDVなどのドロドロとした世界に関わり合いたくないと思えば、


自分の序列を満足できる一定以上に保持する必要がある。




わたしより歳下の勝間和代さんの書いた、


綺麗事ではない世の中の原理原則に、


薄々気づいていたけれども、


それを認めたくない気持ちで生きてきました。





先日近所の奥さんと話をしました。


その奥さんは、


義理父母の自宅介護と旦那さんや息子さん家族の食事や洗濯、


放課後のお孫さんたちの世話に献身的に尽くして、


クタクタになっていても、


『我慢して良くしてあげれば、死後の世界で極楽に行ける』とか


『死後の世界に行った時、親に胸を張って会えるし、褒めてもらえる』


から頑張っているのだと語っていました。



その奥さんに、


『そんな考え方は間違っているんだよ、家族に利用されているんだよ』とは


とても言えませんでした。


勝間和代さんの考え方と近所の奥さんの考え方は


どちらが正しいか判定できるものではないので。



【公正世界仮説の罠】ということを理解している人だけが、


自分の序列を満足できるところにもっていく努力や行動を


することができるものなのかもしれない。