図書館で借りた本 『銀座で逢ったひと』
『銀座で逢ったひと』
関 容子 著
やっと順番が回ってきて借りられました。
沢村 貞子さんと
古今亭志ん朝さんのところの記述を読みたかっただけでしたが
他のひとのところの記述も読みました。
著者のエッセイスト 関 容子さんが、
あの有名人の方達にどのように可愛がられて、
とっておきの話が聞けたかも書いてあり、
お付き合いの極意がわかる様な気がしました。
用意周到に、目当ての人を良い気持ちにするように段取りをつけて
こまめに出掛けて行って、
長期間つかず離れず付き合っていくのは
相当の体力と仕事に対する情熱を感じます。
そうして付き合って、人柄の信頼を得てやっと
あの有名人が他の誰にも話さないようなとっておきの話をしてくれる。
そうして聞けた話が書いてある本でした。
普通の人がどんなに努力してもなれないスターの素質を
産まれる時に神様から授かってきて
スターになった有名人たちの悲喜こもごもは
一般人の生活では見聞できない面白いものだと思いました。
同じ人間として一生を生きても、
こんなに面白可笑しく生きる人達がいるのかと思いました。
ただし幸福か不幸かは本人しか分からない。
知りたかった事、
沢村 貞子さんが年老いても毎日旦那さんに美味しい料理を作り続けた訳。
才能溢れる古今亭志ん朝さんの高座以外で人柄のわかる話。
少し垣間見えた感じです。
でも二人のその生き様は並の人間ではないことが分かりました。
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